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 私、長塚いくこは、平成16(2004)年9月の市長選挙に際し、マニフェスト(長塚いくこの政策提言「いくこプラン」)を市民の皆様にお示し、市長に就任してから2年が経過しました。市長としての私には、市政を信託された者として、マニフェストに示した政策を着実に実現していく責務があると同時に、それらの結果を皆様にお知らせする義務があります。  
任期の折り返しにあたり、このたび、「いくこプラン」の政策について、今日に至るまでの取り組みや実施の状況、さらには各項目の進捗状況を点検・評価しましたのでお知らせします。

選挙の際に掲げたマニフェストを自ら点検・評価することは、これまでの政策の進捗状況を確認し、これからの取り組みに評価結果を反映させるためにも不可欠です。さらには、評価の結果を公開し、市民の皆様から信託された市政運営についての説明責任を果たすことが必要であると認識しています。

また、この評価結果について、できるだけ多くの皆様に、それぞれの立場や視点から点検・評価を行っていただき、多様なご意見を提示していただくようお願いいたします。そうしたことにより、「生活者の視点に立った」、「政治を市民の手に」という、私が目指すまちづくりの目標に近づくことにもなります。

元気な伊勢原・ふるさとづくりを進めるためには、伊勢原にかかわるすべての皆様にまちづくりに参加していただき、力を合わせ、協働していくことが必要です。そのためには、行政からもできるだけいろいろな情報を提供して、皆様がその情報をもとに考え、判断できる環境をつくり出すことが重要です。この評価結果もこのような考えにもとづいて公開するものです。

今回が初めての評価となりますが、今後も定期的に政策の進捗状況を点検し、その結果を皆様にお示ししていきます。

平成19(2007)年1月


1.点検の方法

 このマニフェスト点検は、自らの手でマニフェストの進捗状況をチェックした「自己評価」です。マニフェストに示した各政策項目を「取り組み状況」と「目標達成状況」の2つの観点から点検しました。

 取り組み状況では、マニュフェストで示した政策目標が、どのような状況にあるかについて5段階に分けて点検しました。また、目標達成状況では、マニュフェストに示した政策目標が、どこまで達成できたかを5段階に分けて点検しました。点検に使った基準は以下のとおりです。


【表1 取り組み状況の点検基準】

区分 取り組みの進捗
第1段階 未着手/未拡充
第2段階 方針決定、制度・事業/拡充の検討、計画等への位置づけ
第3段階 制度化・事業化の作業/拡充の準備
第4段階 制度決定、事業実施
第5段階 条例施行、事業完了


【表2 目標達成状況の点検基準】

区分 達成の程度
目標を達成またはほぼ達成 (概ね8割以上)
目標のある程度の割合を達成 (概ね5割〜8割)
目標の一部を達成 (概ね2割〜5割)
ほとんど成果が表れていない(概ね2割未満)
NA 評価が不能または困難な場合(データが未集計であるなど)

 マニフェストに示した政策項目には、定性的な表現をしたものもあるため、上記の点検基準を当てはめることが難しいものもありましたが、極力、客観的に進捗状況を点検するように努めました。これは、あくまで私の自己評価であり、この評価は甘い、これは違う、こうしたらどうか、などのご意見がありましたら、是非とも寄せていただきたいと思います。    

 
 マニフェストに示した政策項目には、定性的な表現をしたものもあるために、上記の点検基準を当てはめることが難しいものもありますが、極力、客観的に進捗状況を点検しました。

 なお、点検を行うにあたり、マニフェストに示しました「すぐにやります」は9項目、「4年の間にどんどん進めます」は21項目に整理をしました。

それぞれの項目は、『長塚いくこの政策提言「いくこプラン」点検表』及び「マニフェスト評価一覧表」をご覧下さい。   

2.点検・評価の結果
2.1 優先順位別
【取り組み状況】

 マニフェストで、「すぐにやります」と高い優先順位をつけた9項目の取り組み状況は、第5段階まで進んだものが3項目、第4段階が4項目となり、その割合は77%になっています。
いろいろな課題の検討が必要な「公園の充実」「地域の活力増進」の2項目ついては、取り組み状況が第1段階となっています。「4年間の間にどんどん進めます」と中期的な目標として示した21項目については、第5段階が1項目、第4段階が14項目であり、7割以上が着実に進んでいる結果となりました。


【目標達成度】

 目標達成度については、「すぐにやります」とした9項目のうち、半数を超える5項目がA、2項目がBとなりました。取り組みが遅れている2項目については、目標達成度も低くなりました。
「4年間でどんどん進めます」とした21項目については、Aが2、Bが9、Cが6、Dが4となりました。
全体では、Aとされたものが7、Bとされたものが11、Cとされたものが6、Dとされたものが5、NAが1となっています。各項目がAとなるよう努力をしていきます。

 
2.2 政策項目別
【暮らしの利便性・安全・安心】

  市民生活においては、便利で、安全・安心な暮らしが強く望まれていますが、短い期間では十分な成果が現れない結果となっています。
  市民の皆様の要望や関心の高い分野であり、これからも取組を強化していくことが必要です。  
行政の取組: 目標達成度:
4が3項目、3,2がそれぞれ1項目   Bが2項目、Cが1項目、Dが2項目

【子育て・教育】

  子どもたちが、のびのびと育つために、子育て支援の強化、教育環境と教育内容の充実を進めています。大きな課題であった、中学校給食の推進委員会は設置し、答申も出ています。これからも計画的に、着実に進めていきます。  
行政の取組: 目標達成度:
5が1項目、4が3項目、NAが1項目  Aが1項目、Bが3項目、NAが1 項目

【まちづくり】

 まちづくりには様々な取組が必要となります。マニフェストに掲げた8項目は、多様な分野にわたりますが、「元気な伊勢原・ふるさとづくり」のためには重要な政策項目です。一つ一つを着実に推進していきます。
  
行政の取組: 目標達成度:
4が4項目で5割、3、2が1項目、1が2項目 Aが1項目、B、Cが2項目で、Dが3項目

【市民参加・開かれた市政】

  市政をわかりやすく、市民のものとするために積極的に取り組みました。その結果、各種審議会の公開、人材活用、IT化の推進などは目標を達成しました。さらなる市民協働をめざして、次への取り組みを進めます。 
行政の取組: 目標達成度:
5が2項目、4が3項目、3が1項目 Aが3項目、Bが2項目,Cが1項目

【財政再建】

 伊勢原市をより良い姿で将来に引き継いで行くためには、次代の人達の負担をできるだけ軽くすることが必要です。そのため財政再建の必要性を強く訴えてきましたが、その取組は緒に就いたばかりです。これからさらに、具体的な取り組みが必要と考えています。
行政の取組: 目標達成度:
すべてが4 B、Cがそれぞれ2項目

【市長の姿勢】

  市長等の給与削減は、条例を改正し実施しました。市長交際費の廃止については、基準を決めて支出を削減していますが、完全廃止には至っていません。 
行政の取組: 目標達成度:
5、4がそれぞれ1項目 目標達成度:どちらもA


3.評 価 の 総 括
【 行 政 対 応 】

 マニフェストについての行政対応としては、事業完了と事業実施まで到達している第5段階、第4段階の項目が合わせて、22項目、割合としては73%となっています。

 このことは、マニフェストが行政レベル、施策レベルで着実に取り組まれている結果であると捉えることができ、市民の皆様の信託に応える市政運営が行われていると思います。
しかし、社会は常に変化しており、市民意識もますます多様化していく今日、一層の内容の充実と取組の強化が求められるものと考えます。

 これからも市民の皆様の声をしっかり受け止め、一つ一つを着実に、市政運営の中で具体化していくことが大切であるといえ、確かな取組に邁進していきます。

【 目 標 達 成 】

 マニフェストは、期間、目標数値などを明らかにし、有権者と契約を結ぶものです。 
私が掲げたマニフェストは、初めての立候補であったため、行政情報も十分に取得することができなく、実態がわからないこともあったため、まだまだ十分ではなく具体的な目標が明確になっていないものもあります。

 結果として、これまでの評価をすると、8割以上目標が達成されたものが7項目(23%)、5割以上のものが11項目(37%)となりました。全体としては、達成項目は4分の1となっています。

 残された期間の間に、すべの項目について目標が達成できるよう努力を重ねていくことが必要であり、全力をあげて取り組んでいきます。

【 総 合 評 価 】

 初めての自己点検・自己評価を行いました。市長就任以来この2年間の、私の、そして伊勢原市の歩みの検証でもありました。

 この間、たくさんの人に出会い、多くの出来事がありました。そうした中、一瞬たりとも市政の歩みを止めることは出来ず、皆様とのお約束を果たすべく邁進してまいりました。今回の評価結果は、皆様に議論をいただく契機とするための材料であるともいえます。また、あくまで私の自己評価であり、評価結果について忌憚のないご意見をいただきたいと思います。
 この評価は甘い、これは違う、こうしたらどうか、など是非とも多くのご意見を寄せていただきたいと思います。

 伊勢原市の現状を互いに確認しあい、「ふるさと伊勢原づくり」のためにどうしたらよいのか、また何をしていかなければならないのか、今回の作業を通じて、皆様との意見のキャッチボールにより、さらに前進ができればと考えます。

 私に課せられた役割は、それぞれの項目について皆様から理解と納得をいただける結果となることを目指し、努力していくことだと考えています。


  関連資料(ご参考)

  長塚いくこの政策提言「いくこプラン」点検表
  政策評価シート


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